1 | 接着面にゴミがつかないよう、埃のない清浄な部屋で行って下さい。 |
2 | 対象となる透明板を平面の上に置きます。 |
3 | ARフィルムを対象板より縦横共大きめにカットします。 |
4 | ARフィルムの粘着剤側の保護フィルムの1辺を数cm剥し、透明板の辺に合わせて貼り付けます。 |
5 | ゴム製ローラー(印刷機材関係の店で売っている)などを使い、セパレーター(粘着面保護層)を剥離しながら、気泡が残らないようにゆっくりと一定の力で貼ります。 |
6 | 柔い布でAR面保護フィルムの上から押付けるようこすり、接着をよくなじませます。 |
7 | 全部張り終えてから、裏返しにして、透明板を定規代りにして余分なARフィルムをカッターで切り取ります。 |
8 | 最後にAR面保護フィルムをはがします。 |
ARフィルムの構成 |
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*ARフィルムには両面に保護膜が貼ってあります。 粘着剤側はつやがあり厚手です。 AR膜側は少しヘイズ(白濁)があり薄手です。 |
その他のご注意 | |
セパレーターを全部剥してから貼るとゴミなどが付着しやすくなります。 | |
小さな気泡は、ゴムのトンカチなどで軽く叩くとなくなります。 | |
ガラスやアクリルなど透明体の反射は、表面と裏面に同じ程度の反射が有ります。反射光を効果的に除去する為には、 両面にARフィルムを貼って下さい。 |
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ARフィルムの基盤フィルムにはコシがありますので、対象面が平面であれば問題あれませんが、湾曲している場合は、対応できません。 |
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水貼り付いて ARフィルムは、水貼りも可能です。 水貼りをする場合、以下の点にご注意下さい。 | |
ごみのない清浄な水に、中性洗剤を少量混ぜてご使用下さい。 | |
貼り付け作業をする場合、粘着層保護フィルムを剥がしながら貼り付けますが、AR面の保護フィルムは作業完了まで剥がさないで下さい。 | |
スプレーなどで、対象の透明板、ARフィルムの粘着層、AR面保護フィルムの全てに水を散布します。 | |
端の方から、丈夫なゴムや、弾性のある樹脂製のヘラで、中心から外に水をしごき出すように貼り付けていきます。 対象の透明板とARフィルムの間に余分な水が残ると、水に溶けていた空気が集まり、乾燥後気泡となりますので、十分にしごき出し、水を残さないことがポイントです。 *一度沸騰させて、水中に溶けている空気をなくしてから水貼りすると、気泡を避けるのに有効です。 |
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完全に乾燥するまで1〜2週間かかります。その間、ムラが生じることがありますが、完全に乾くとなくなります。 |
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★ | 大きなサイズは、水貼りでもしわや水泡などが出やすく、慣れないとうまく貼れません。
大きなサイズは、専門の業者にお任せになることをお勧めいたします。 弊社は、ARフィルム貼り付け加工済のアクリル板の販売もしていますので、併せてご検討下さい。 |
※ | 屋外用・高耐久ARフィルムは、建設外装用フィルムの為、表面側に保護フィルムが無く、注意が必要です。 貼り方に付いては、お問い合わせください → |
「ARフィルム」はこちら / 「AR付アクリル板」はこちら | |
ARフィルムの貼り付け対象素材について | |
ガラス、アクリルであればほぼ問題なく貼り付けできます。 ポリカーボネートへ貼る場合は、先に十分な経過観察テストの実施をおすすめしています。ポリカーボネート板はまれに板そのものからガスが発生している場合があります。そういった板にARフィルムを貼り付けると、放出されたガスがARフィルムとポリカーボネート板の間に滞留し、気泡になります。 ポリカーボネート板に貼る場合は、必ず事前にA4有料サンプルをご購入するなどして、経過観察試験を行いガスが発生していない個体であることを必ず確認してください。 |